『87歳の夏は今しかないのですものね』
先日、放送された「世界一受けたい授業」で知りました。
遅いですか。
でも、いい本でしたので紹介させてください。
忙しい日常を少しだけ「ゆるく」してくれる本です。
1分でわかる記事ポイント
【大家さんと僕】とは
芸人の矢部太郎さんが書いたマンガ本です。
全126ページですが、読みやすく、文字も少なく、集中力の無い僕には非常に嬉しい本です。
価格は、Amazonで1080円でした。
書店で購入する際も1080円なのでわざわざ書店で購入するよりもAmazonで買ったほうがお得ですね。
こんな熱い中、書店に行くのも大変ですしw(すこしはダイエットしろや)
【大家さんと僕】で得た人生に大切な事
この本は、矢部さんが偶然住むことになった、一軒家での大家さんとの生活を描いているだけなのですが、
大家さんが良い”だし”がでてるんです。
1階に大家さんが住み、2階に矢部さんが住んでいます。
大家さんがおはぎに仏壇用のろうそくをさして矢部さんの誕生日のお祝いをしたり、
大家さんは常に矢部さんの気にかけていて、それを最初は遠慮していた矢部さんがいたり。
矢部さんと大家さんのタダの生活をまとめているだけなのですが、
その生活のいろんな所に考えさせられる場面がありました。
そんな場面から学んだことをご紹介したいと思います。
『愛』を持って接する
2階に住む矢部さんが家に帰ってくると「おかえりなさい」と大家さんから電話がかかってきたり、
矢部さんが朝帰りになった時は、夜露に洗濯物が濡れてしまうため大家さんが洗濯物を畳んでくれたり。
完全に赤の他人である「矢部さん」に愛を持って接しています。
こんな心の広い方いますか?
新しく住んだぼくの家の周りにもおばあちゃんがもちろんいます。
それも一軒家に一人で住んでいるおばあちゃんです。
先日子ども二人と手を繋いで散歩をしていたら、ちょうどそのおばあちゃんとすれ違いましたので、挨拶をしました。
子どもたちと一緒にいつもよりも大きめな声で「おはようございます!」
そしたらどうなったと思います?
ガン無視ですよ。
ぼくは「子どもがおはようございますって言ってんだから子どもには挨拶しろよ。なんなんだこのばばぁw」って心の中で叫びながら、
そのおばあちゃんの目をじっと見続けましたw
ぼくの心はちくわの穴のように狭いですね。
ただ、このパターンって、大家さん=ぼく、矢部さん=おばあちゃんって関係だと思うんです。
ぼくはおばあちゃんに『愛』を持って接することができるかというとできていません。
もっともっと心を強く育てないといけません。
そんな他人に対してまっすぐな『愛』を与えてくれているのがこの『大家さんと僕』の大家さんです。
そのまっすぐな愛をもらった矢部さんは羨ましいです。
挑戦に年齢は関係ない
大家さんは作中では87歳となっています。
ですが、若い頃に好きだった男性の話をしていました。
若い頃の男性と女性の出会いの場は「ダンスパーティ」www
ダンスパーティと聞くとイケイケの男女が乱れる様なイメージがありますが、
時代は『戦後』。
- 夜八時には解散
- 飲み物はジュース
今考えればとんでもなくつまんなそうな状態ですが、、、、
くじ引きでダンスパートナーを探すイベントがあったようです。(今でいうと結婚式の二次会のような)
その時にくじで決まった男性と意気投合。
恋に落ちたのですが、女性から告白するなんてありえなかったので、
そのまま別れて、別々の家族を持つことになりました。
その後、地域センターの健康ダンスの会でその恋に落ちた男性と合う機会があり、当時の話をしたら
「なんだ、、、言ってくれれば、、、」。
その後、食事のお誘いもできず別れてしまいました。
87歳の夏は一度しか来ない。
来年の夏は生きているかわからない。
そんな生活の中、大家さんはその男性に誘いの電話をしますが、
男性はすでに他界。
しかし、大家さんは気にもとめずにいつもどおり生活をしていました。
大家さんは、男性に連絡だってしなくても生活に何も支障はでません。
ですが、連絡をしました。
アタマの片隅にあるもやもやを取り払うために行動したのです。
87歳でですよ?
みなさんはどうですか?
やりたいことやれてますか?
僕は、やれてません。もっともっと挑戦して行きたいです。
最後に
大家さんの様に大きな心で他人に対して愛を持って生きることは大事ですね。
瀬戸内寂聴さんも同じ様なことを言ってたような。。。
矢部さんは運がいい。
こんなにも素晴らしい人と巡り会えて羨ましいです。
おまけ:こんな素晴らしい人は意地悪されたり嫌がらせされたらどうゆうふうに対応するんだろう。