「毎月の住宅ローン支払いで首が回らない」
「今年の夏こそは、、旅行に行きたいのにお金がたまらない」
など、夢のマイホームを購入してからというもの、こういった声をよく聞きます。
イクロー
今回は、実際に私が家を購入したときの話を踏まえながら、予算の重要性と予算を決めずに話を進めたときにどうなるのかお話ししたいと思います。
- 1に「予算」。2に「予算」。3に「予算」。
- 『予算』を決める方法がわかる
- 予算を決めることで人生が楽になる
今回は、「予算を最初に決めないとマイホームは苦痛の連続になってしまう話」というのをテーマに話していきます。
1分でわかる記事ポイント
『予算』を決めないとなぜ『マイホームが苦痛』になってしまうか
理由は下記の三つです。
- 無理な住宅ローンを組んでしまい返済に苦労してしまう
- 貯金がたまらない
- 変動金利の場合、金利上昇に耐えられない
イクロー
無理な住宅ローンを組んでしまい返済に苦労してしまう
よくありがちなのが、「適当に予算を決めること」です。これはよくありません。
というのも、住宅展示場で営業マンと話していると「私はこんなにいい家に住むことができる」、「もう少し予算を上げてみてもいいかな?」などと、どんどん予算を上げてしまい、最終的に無理なローンを組んでしまいがちです。
打ち合わせの時、「このキッチンがいい」といった時に、「オプションでプラス4万円です」と言われると、
ちょっと無理をしても『4万ならいいか』
ってなりませんか?
イクロー
この原因は、予算を確定していないからです。
ハウスメーカーとの打ち合わせは常にこの「誘惑」に打ち勝てるかどうかで建築費用が大きく変わってきます。
貯金がたまらない
無理な住宅ローンを組むことで毎月の支払いがぎりぎりになってしまい、貯金がたまらなくなってしまいます。
貯金がたまらないと→旅行や家族サービスに使うお金がない、繰り上げ返済もできない→『後悔』という構図が浮かんできます。
この原因は、自分の支払える額を明確にしなかったからです。
変動金利の場合、金利上昇に耐えられない
先ほどの、「貯金」とかぶる部分もありますが、現在0.6%前後の金利で組むことができる「変動金利」ですが、
- 金利が常に変動するため、毎月の支払額が変わる
- 毎月の支払い額が変動するため十分な貯蓄が無いと変動に耐えられない
- 金利は、固定金利よりも安い(固定1%、変動0.6%)
現在、変動金利は0.6%前後の金利ですが、今後の金利は下がることはないといわれているため、今後は金利が上がることが予測できます。
そのため、毎月の住宅ローンとは別に貯蓄が必要なんですが、その変動金利の場合、無理な住宅ローンを組んでしまうと、金利の上昇で耐えられなくなります。
この原因は、打ち合わせ時に貯蓄を多く支払ってしまい、住宅ローンも支払額ぎりぎりまで組んでしまったため起こります。
イクロー
『苦痛』にならないための予算の決め方
- 口頭で大体の予算を決める
- 予算ピッタリで建物と土地を検討する
この二つは、よくある予算の決め方だと思います。
予算というのは、「住宅+土地」ではありません。家づくりをこれから始めようとする人に多いですが、「諸経費」を忘れています。
忘れがちな諸経費とは
諸経費とは手数料のようなイメージです。
- 土地の仲介手数料
- 住宅ローン契約時の手数料
- 印紙代
などなど、たくさんの諸経費が家づくりには付きまとってきます。
諸経費については動画にまとめているので気になる方は見てみてください。
なので、予算というのは「住宅+土地+諸経費」の合計したものが予算でなくてはいけません。
が、それだけでは予算を決められませんね。
一番重要なのは予算をいくらに設定するかです。
予算の決め方1:まずは、自己資金
ここでいう自己資金は、「家づくりに回せる貯蓄と親からの資金援助」のことを言います。
注文住宅は、いろいろと現金が要ります。
- 土地仲介手数料
- 不動産契約時(手付金)
- 建築開始時
- 建築中間金
最低でも四回の支払いタイミングがあります。額は数十万円です。
これらを支払うために、現金を持っておく必要があります。
現金で払えない場合は、「つなぎ融資」というものをやらなくてはいけません。
つなぎ融資は、それぞれの支払いタイミングでお金を貸してもらうサービスですが、金利は2%前後とめちゃめちゃ高いです。
最低限必要な現金は、不動産に支払う手付金です。会社にもよりますが一条工務店は100万でした。
予算の決め方2:住宅ローンは毎月いくらなら支払えるか
家賃の支払う額を住宅ローンとして考えるのが一番楽です。
今払っているのが月8万円なら、住宅ローンの支払いも毎月8万円といった形です。
その支払いから住宅ローンの借入額を導きます。銀行に行く必要はありません。スマホのアプリでローンの計算は簡単にできます。
金利は、固定なら1%。変動なら0.6%で35年間ローンを組んでみましょう。
そうすると毎月8万円で大体3000万くらい借りることができます。
イクロー
予算の決め方3:諸経費分を差し引く
ここまでくれば後少しです。
自己資金が500万、住宅ローンが3000万で合計3500万が「家づくりの予算」となります。
ただし、ここから諸経費分を計算します。計算方法はとても簡単です。
予算の10%~20%を諸経費として差し引いておくんです。
- 3500万の10%だと3150万が住宅、土地に充てられる予算で残り350万は諸経費分とする
- 3500万の20%だと2800万が住宅、土地に充てられる予算で残り700万は諸経費分とする
こんな感じです。
予算を決めた後絶対にやってはいけないこと
それは、「予算を変えること」です。絶対にやってはいけません。
オプションをつけたい!家をもう少し大きくしたい!外構をおしゃれにしたい!
イクロー
でも絶対ダメです。
「今のあなたの収入ではこれが限界です。」
どちらがいいですか?
- 無理したローンの支払いで首が回らずに貯金もたまらず、毎日昇進を目指して会社にしがみつき旅行にも行けない生活
- 予算通りのローンを支払いながら余裕をもって貯金や、旅行も計画できる生活
絶対後者でしょ!!!
まとめ
今日は、家づくりにおける『予算』の決め方をご紹介いたしました。
- 予算は、(自己資金+資金援助+住宅ローン借入額)×(-10%~-20%)で計算。
- 決めた予算は、絶対にずらさない。
- 注文住宅では「現金が必要」なタイミングが多い
非常に重要なことなのに誰も教えてくれませんよね。。。
実際に、家を建てて思ったことなので記事にさせていただきました。
皆さんの参考になれば幸いです。
最近ツイッターも頑張ってます。住宅とゲーム関連の情報をつぶやいてますので気になる方は是非よろしくお願いします。